のなめブログ

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2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

途中の話

西荻窪のスタジオに向かう途中。 僕はイトーヨーカドーに自転車を停めた。 ただで停めさせてもらうのは悪いので、コーヒーか何か買おうと思い食料品のフロアを通過した。 すると目の前に現れたのは黄色いド派手なセットと、数人のピチピチキウイガールであっ…

話の途中

何となく変な話を書き始めたら、とてつもなく長くなってしまいそうである。 今日は休憩。 この夏は深夜のバイトばかりしている。 あとは、だらだらと本や新聞を読んだり、酒を飲んだり、たまにバンドをしている。 あと週に2回はプールで1キロ以上泳いでい…

恐ろしく長い一日(7)

次の試練は思わずすぐやってきた。 やっとの思いで家に着いたは良かったものの、家の鍵が見つからないのである。最後に鍵を見かけたのは麻美とのデートに出かける時に家の鍵を締めた時であった。つまりデートに行ってから今帰ってくるまでの道のりのどこかに…

恐ろしく長い一日(6)

僕はくたびれて、腹が減っていた。麻美とディナーをしたのが8時前で、その後は何も食べていないのだ。しかもパスタだったのでちっとも腹にたまらなかった。どうしてこう女の子ってパスタばかり食べるのだろう。麻美と会う日は必ずパスタを食べている気がす…

恐ろしく長い一日(5)

セックスをしたかったのだ、という説明ではどうも僕の本心を表せていないようであった。だが客観的に見ると、やはり僕は麻美とセックスをしてみたかったということになるのだろう。 「東谷くん、ちゃんと説明してくれないか」 と言ったのはおじさんであった…

恐ろしく長い一日(4)

「君、あんなところで何やってたの?」 当然の質問であった。 僕はもう服を全て着ていた。小さな駐在所に、僕と30代くらいのお巡りさんと50代くらいのお巡りさんがいた。僕はやっと精神的に落ち着いてきた。だが頭はまだ混乱していて、自分がいかにしてこの…

恐ろしく長い一日(3)

小さな公園があって、ごみ箱があった。象の遊具と、砂場、ブランコ、そしてベンチが置いてある、本当に小さな公園だった。住宅地というわけでもないこんなへんぴなところにこんなショボい公園を作って、誰が来るのだろう。 僕はかごに詰められたごみを捨てよ…

恐ろしく長い一日(2)

何と意外なことに、武蔵境には漫画喫茶あるいはインターネットカフェというものがなかった。三鷹の駅から少し離れた場所まで行かなければ、漫画喫茶はない。仕方なく僕は自転車で向かうことにした。 僕の自転車がとめてある駐輪場は、ここから歩いて3、4分…

恐ろしく長い一日(1)

「門限って何なんだよ」 という一言が、この長い一日の始まりであった。時刻は0時1分。僕は武蔵境の駅を出たところであった。3週間前に付き合い始めた麻美と、つい先ほどまでデートをしていた。だが門限があると言って10時過ぎにお別れしてしまったので…

21

21歳の誕生日があと2カ月後にやってくる。 「もう21か…」とそんな気は起こらない。 19→20への変化は、合法的に酒が飲めるかの境目であったので僕にとって重要だった。 だがそれを過ぎてしまえば後はもう衰えてゆくばかり、何もいい気はしない。 「早く大人…

バカじゃない

したくないことをする意義について考えてみる。 僕のまわりには、したくないことを「しなきゃいけないから」という理由でする人間がいる。 ゼミやサークルの仕事、付き合いのための飲み会、就活、勉強…。 「したくないならしなきゃいい」という理論は通用し…

そるてぃーどっぐ

キッチンペーパーの上に、塩小さじ1/2杯を乗せる。 グラスの淵を水で濡らす。 グラスを逆さにして塩の上に置き、回すようにして淵に塩をつける。 その中にウォッカとグレープフルーツジュースを適量注いで、氷を入れる。 僕は少し濃いくらいが好きだ。 作業…

この方が効率がいいでしょ

効率人間にはなりたくねえ と強く思う。 というのは、物事を何でもかんでも効率という観点から見てしまい、無駄なものは一切省きたい、という価値観を持つ人間のことを言っている。 効率人間って、冷淡でつまらない。 僕は何をするにしても要領が悪いから、…

にんげんです

あなたといると、ありのままの自分をさらけ出せる気がするよ そんなような内容の言葉を、僕は実は4人もの女性から言われたことがある。 飾らなくていい、強がらなくていい、自然体でいい・・・そんなような感じのニュアンスだ。 それって、本当に素敵だと思う。…

電話が鳴った

リゾートバイトに応募したら撃沈した、という話の続き。 さっき電話がかかってきて、出たのは僕が最初に応募した旅館(すべての歯車はここが連絡してこなかったことから狂い始めた)だった。 「実は、雇ったうちの2人が来なくなっちゃいまして」 もう遅かった…