のなめブログ

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恐ろしく長い一日(3)

小さな公園があって、ごみ箱があった。象の遊具と、砂場、ブランコ、そしてベンチが置いてある、本当に小さな公園だった。住宅地というわけでもないこんなへんぴなところにこんなショボい公園を作って、誰が来るのだろう。

 僕はかごに詰められたごみを捨てようと思い、公園の中に自転車を乗り入れた。マックの紙袋もバヤリースのペットボトルもアイスの容器も、すべて僕のごみではなく誰かが入れて行ったものだ。苛々しながらそのごみをごみ箱に突っこんだ。その時、ごみ箱から気になるものを見つけた。エロ本だった。

 僕は街灯の下で中を見てみた。マッチョのお兄さんのが、制服を着たままの女子高生の中に入っていた。女子高生は顔を赤らめてマッチョの腕を掴んでいた。「そんなおっきぃのダメ……」と書いてあった。これはやばいぞ…。ジュニアが立ち上がり、粘液がパンツに染み込んでいくのがわかった。だめだ、もう我慢できない。 僕は周りに誰もいないことを確認して、ズボンを下ろした。心臓音が外に響くのではないかというくらい、僕は激しく興奮した。立ちながらというのは慣れないけれど、街灯の近くでなければ本が見えないし、この興奮度ではどの体勢でもそう時間はかからなかった。僕は勢いよく右手で刺激した。意識がそれにばかり集中した。力んで目をつむっていたので本はもはや意味がなかった。時折声を出しながら、僕は速く激しく刺激を施した。

そろそろだという時、「キャー」という悲鳴が聞こえた。女性がこちらを見ていたのだ。そしてすぐどこかへ走り去ってしまった。僕は気が動転した。やってしまったと思った。精子は出たんだか出なかったんだかわからなかった。僕は焦って、すぐに正気に戻ることができなかった。むしろ今日のどこまでが正気でどこからが狂気なのか、自分にもわからなかった。「あーーー!」と叫び、半身裸のままその場に座り込んで泣いていた。 数分後に二人の警官が自転車に乗ってやって来た。