21歳の誕生日があと2カ月後にやってくる。
「もう21か…」とそんな気は起こらない。
19→20への変化は、合法的に酒が飲めるかの境目であったので僕にとって重要だった。
だがそれを過ぎてしまえば後はもう衰えてゆくばかり、何もいい気はしない。
「早く大人に近づきたい」とは思わない。
学生のうちは「早く自立したい」とただそればかり願うものだが、そんな風に思わなくったって人間はみないつか自立するのだ。
経済的にも、社会的にも、精神的にも。
そう考えると、早く大人になりたいと思うことが馬鹿馬鹿しく感じられてくる。
どうせいつか自然に大人になってしまうのだから、子供のままでいようとでも思っておいた方がいい。
だから僕は、学生のうちはその身分に甘んじていようと思います。
これからも。