若さと未熟さは武器として持っておいた方がいいのかな、と思う。
飲んでいてそう思ったのだ。
だが「23くらいに見える」と言われた。
仕事あがりの疲労感が漂っている、というのはいかにも正しい表現かも知れない。
僕はさわやか高校生のつもりで、紺のポロにグレーのジーンズというスタイルでバーに乗り込んだのだけど、貫禄があるらしく20歳には見えないのだそうだ。
貫禄を出すのならばそういう装いで行ったのに、とも思うが、そうではなくて、何故世間知らずのこの僕に疲労感が漂ってしまうのか。
おそらくバーに行ったりとかしてしまっているからだろう。