これもオーナーに注意を受けた話。
髪を染めた経験もなし、おしゃれ髭を楽しめるほどの男性ホルモンを持ち合わせているわけでもなし、特にファッションパンクでもなく、目立ったアクセサリーも付けていない、爽やかで地味なフリーターを装っているこの僕が、身だしなみで注意を受けた。
暑かったし見た目的にも面白いのでジーンズをふくらはぎの真ん中らへんまで捲っていたら、「それはちょっと違反ですよ~」と言われた。
「違反」って………………
何か悪いことしたみたいじゃんか。
例えば
飲酒運転はルール違反ではあるが、それ自体が悪いことではない。
飲酒運転して、事故を起こして、他人に迷惑をかけるような事態になって初めて、「悪いこと」になるのだ。
僕がジーンズを少し捲ることで誰が迷惑をするっていうんだ??
何でそれだけで「あーお前悪いことしてるー」みたいな顔と言い方されなくちゃならないんだ??
……はい
ミニスカート注意された女子高生の愚痴と同じ幼稚論理ーー
Lonleyーー
まあ細かい愚痴はいっぱいありますよ。
僕が全従業員に向けて提案のつもりで書いた、新しい仕事のやり方案の詳細メモを、残すでもなく伝えるでもなく黙ってゴミ箱にInするような素敵なオーナーですよ。
ごみ(処理済廃棄商品)食べるとクビにするくせに、従業員の私物(自腹購入済飲料)は平気で黙って捨てるような素晴らしいオーナーですよ。
あの職場で僕はただただ無力なのか。
ヨーカドーでkitsonのハンドバックぶぁっと並べて「コレ、超お買い得だよ!」みたいにして売ってたけどあれってそういうブランドだったんだっけ。
どうでもいいけど、ぽうるすみす自分の金で買ってみたい。
どうでもいいけど、ちょっと崩れた女の子の体を自分の金で買ってみたい。