のなめブログ

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嘘ぶいてんじゃねー

リクナビとか見ていて、仕事するってそんなにいいことなんだろうかって思う。

やりがいを感じるとかスキルアップになるとか視野が広がるとか仲間ができるとかって、そういう建前みたいな話は僕は好きではないのだ。

「こんな失敗があってこんな苦労をして辛かったけど、その時何たらかんたらでこうなって、そのおかげで今の自分がある」みたいな美談を信用出来ないのだ、僕は。

「仕事辛い、死にたい」とか言ってる方がまだ人間としての温かみがあるよなぁと思う。

僕が知っている大人って、父親を始め「仕方なく働いている人」ばかりなのだ。

企業の人事部やリクナビやキャリアセンターの人とは違って、僕に働くことの素晴らしさを伝えることによって何のメリットも生まれないような人たちが、酒の場などで言うわけだから、それはかなり本音に近い物だと思う。

そして、小学校高学年の時にホームルームで「自分のやりたい仕事をやれる人間なんて、このクラスに一人いればましな方」と、将来は明るいと思っている子供たちに向かってかなり現実的な話をしてくれた素晴らしい担任がいたので、僕はリクナビや人事部の宣伝文句には「うさんくせえなあ」と思ってしまうのである。

躍起になって就活に取り組もうとしている学生も、へこたれることがあっても信じ込んで「でも一生懸命頑張ろう」とまた立ち直るわけであるから、僕には理解出来ない生物として目に映ってしまうのだ。

そういうくすんだ目を持つ僕もかなり危険だとは思うけれども、その価値観を変えろというのは死ねと言っていることと同じなので、僕は僕のままでいきますよ。

というかそれしか出来ない。

妙にリアルなのが好きなのでしょうね。

企業の人事部が「働くなんて何もいいことねえよ」と言ってくれたら信用できる奴だなぁと思うし、「絶対に内定取ってやる!」という熱い(暑苦しい)思いよりも「就活失敗するかもな」という思いを持っていた方が、自分を信じて生きられる気がする。

それプラスアルファ、これはおまけであって、「就活は面倒臭い」。

「就活はいい経験である」とは言われるが、社会人誰もがまたやりたいとは言わないものである。

だから信用ならねえんだよ、就活大好き人間。