のなめブログ

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犬博士

先週の金曜日のバイトで、今月初めて女の子と会話をした。

といっても年上で、仕事の会話くらいしかしてないのだが。

つまり仕事以外の、まともな会話というのは女の子では今月まだ一人もしていなかったのだ。

ところが今日になって一日に3人の女の子と会話をした。

その合計時間はおそらく1分にも満たない。

一人目は、ドイツ語の時間だ。

学校のシステムの関係で、僕はひとりドイツ語のクラスに編入する形になった。

一年生の時からドイツ語のクラスでは誰とも話が出来なかったのだが、二年生になっても知らないクラスに編入するということになるともちろん話す人はいない。

そういう危機的状況をドイツ語教員は察知することなく「隣の人と問題を出し合ってください」コーナーを設けるのだった。

僕はこういうコーナーになると小学校の頃から必「一人だけ余る人」だったし、ましてや話す人のいないこのクラスではそうなるのも目に見えていた。

本当に、やめていただきたい。

当然のように僕は相手がいなくて余っていたのだが、後ろの方の席にもそういう相手のいない女の子がいたらしく、先生がこの二人をくっつけた。

わりと綺麗な顔立ちで、僕は面白キャラを演じてその場を和やかに過ごそうかと思ったのだが、それはそれでむちゃくちゃ面倒だと思い、結局挙動不審キャラで通した。

「えっと、ここれはどういう・・・?」

「あっ、じゃあ私が先に言いますね(汗)」

会話という会話はこんな程度で終了した。

つまり、おそらくこの二人の最初で最後の会話だ。

二人目は、今日の授業がすべて終わってたまり場にでも行こうかとしていたころ、偶然友達とすれ違ったので数秒間絡んだ。

何か急いでそうだったし、話したいことは今度話せばいいやと思ってすぐにばいばいした。

三人目は、バイト先に書類を提出しに行ったときに働いていた、今月初めて僕が会話した女の人だ。

それも、世間話にもならないほどの、会話といえるかいえないか程度の会話だった。

僕は女の子との喋り方を忘れた。

何を喋ったらいいんだろう。