THE HIGH-LOWSの「オレメカ」の中で「不完全な人間だけど 完全な俺だ」という歌詞は、思ってたよりも深かった。
そこから少し飛躍したアイデンティティーに関する俺の考えをきいとくれ。
個性個性といって無理に個性を引き出そうとする必要はない。
無理に「自分らしさ」に固執する必要はない。
無理やり生み出された個性など、その人本来の個性ではない。
手に入れてしまった以上はその人のものであることを否定するのは難しいが、それをもって「これが僕のアイデンティティーです」なんて堂々と言えるだろうか。
まあ要するに何が言いたいのかというと、無意識のうちに形成された個性を重んじようよって話だ。
俺が意識的に形成した個性が案外周りにウケがよかったりしてもそれに甘んじてはならないのだ。
それはうわべだけの付き合いでしか通用しないからだ。
もっと深い関係を築きたいと思うなら、無意識のうちに形成された個性でないとならないのだ。
他人に言われて初めて気付く個性だとか、自分でも気付かないような個性に、世の女子たちは魅力を感じるのではないかな。
それともやっぱり筋肉と身長と変な気づかいだけかな。