俺だってこんなセコセコした話はしたくない。
「ちょっと100円貸してくんない??」
「ああいいよ100円ぐらい返さなくても」
とか。
「ごめん今400円しかないわー」
「あいいよ別に100円ぐらい。俺がまとめて1000円で払っとくから」
とか。
他にも、特に食べたい物も飲みたい物もないのにみんなが行きたいと言うからとか落ち着いて話す場所がないからとかいう理由でファミレスに入ったり。
必要経費とか言って200円ぐらいちょこまか徴収されたり。
そんなのが最近多い。
「400円ぐらい経費増えても変わんないっしょー??」
変わんない。
400円じゃ変わんない。
ただそういうのが10回あれば4000円も変わってくるし、正直言うと10回で済むようなもんじゃない。
このまま黙っているとズルズル行って財布の穴が広がるばかりだ。
そこで俺は歯止めをかけたい。
大きな出費は抑えられないものが多いが、小さな出費は抑えられることが多い。
お金がなくなっていく仕組みはこれだ。
大きな買い物をするからお金がなくなっていくんではない。
無意識のうちに小さな出費を見逃すから知らぬ間にお金がなくなってしまうのだ。
ということはつまり要するに何が言いたいのかというと、小さい額でも気を抜かずに出費しないようにするということだ。
つまり上のような事柄は全部断らなくちゃいけない。
そうすると新たに発生してくる問題は、「ケチくさく思われる」ということだ。
いや実際ケチくさいんだろうが。
俺だって何も100円200円がそんなに惜しいわけではない。
「ケチくさく思われないための保険料」というよりも本当に「どうでもいい」100円なのだ。
しかしここで自分に厳しくする(ただし結果的には他人に厳しくすることになる)ことが重要なんである。
いつまで経っても免許が取れないぞ。