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ブログミニ小説「先生」

川崎さんからメールが来た。

日曜日なのに、聞きたいことがあるという。

私は自転車を走らせて学校に急いだ。

その途中。

道が工事中だったので遠回りをした。

すると来たことのない道を走ったため、道に迷ってしまった。

通りすがりの一般人に道を尋ねると、いきなり押し倒され、自転車を奪われて逃走してしまった。

すぐにおまわりさんがチャリンコにのって追い掛けて行った。

何かの犯人だったのか。

私は道を聞こうと思っておまわりさんを走って追い掛けた。

走りながらポケットに手を入れると、財布がないことに気付く。

落としたんだ!

すると犯人を追い掛けるおまわりさんを追い掛ける私を、素敵なお姉さんが「財布落としましたよーー!」と言って追い掛けて来た。

ありがとう、素敵なお姉さん。

でも私はそれより道を聞かなきゃならないんだ。

お姉さんは全力疾走で私を追い掛けてくれた。

そのおかげで短いスカートがめくれてしまい、それを見たサラリーマンが興奮してお姉さんを追い掛けはじめた。

それを偶然見かけたサラリーマンの娘が、父の暴走を止めるため追い掛けた。

犯人が私の学校の前でついに捕まり、私はようやくおまわりさんに道を聞くことができ(「ここです」と言われた)、素敵なお姉さんは財布を渡してくれて、サラリーマンはお姉さんのパンチラに大満足し、娘は私に聞きたいことを忘れ、「思い出したらまたメールするね、先生。」と言って帰っていった。

みんな、お疲れ様!!