昨年度のゼミの飲みに行きました。
先生が今春から一年間ドイツに行ってしまうということで、しばらくのお別れの挨拶の意味も込めた飲み会だったわけだけど・・・。
このゼミは法学部なのに「詩」のゼミで、先生本人が認める「お遊びゼミ」だった。
それでも先生の言葉は人生の先輩としての深みがあり、そういう点でも非常に面白いゼミだった。
今日もまた、とても印象的な言葉をいただいた。
大学での友人関係や恋人との関係は人生の中でも本当に大切なのです。
文字にすると何でも無いありふれた言葉のようだけれど、先生が言うととても説得力がある、と思う。
思えばこれまでの人生の中での一番の失敗が「人付き合い」だったと思う。
人と上手に付き合うことができなかったから、多くの遠回りを強いられてきたし世界観も広がらないままだ。
人脈を重視する世渡り上手な人は、これまでにいくらかの恩恵を受けているだろうし十分人との関わりの重要性というのはわかっているはずだろう。
それに比べて僕は大失敗をしたくそ野郎ちゃんである。
世渡りがへたくそすぎるにもほどがあるほどへたくそだし、何か全体的に幼稚だ。
でもまだ間に合うのかもしれないと思っている。
恩恵を受けたいからそうしたい、ではない。
それは社会に属するための、社会で生きていくための地盤だ。
人とかかわっていれば元気になるし、勇気がもらえるし、価値観が深みを増し、チャンスの幅が広がる。
何より人間としての魅力が格段にアップする。
これも文字にするとうさんくさいセミナーのようだけど、でもそういうことだ。
ゼミが終わって一年も経つというのに、こうしてたまに飲みをやって集まれるということは本当にありがたいことだと思う。
こういうのを、つぶしてしまわないように大事にしていかないといけないのだ、僕は。
それから、ネット上での人とのつながりというのは顔が見えない分軽視されがちだけれど、それもひとつの縁だと僕は思っている。
僕は一時期人付き合いが上手くできずその逃げ道という形でこのブログを利用していたようなこともあった。
でも今は、これもひとつのコミュニケーションの手段として考えている。
ブログを自分ひとりの偏った価値観をかためるものではなく、他人の価値観との位置関係を把握する為のツールとして考えたい。
言葉が硬い。
価値観が変化しようとしている今こそ、遅いけど僕にとってのスタートになるんでしょうねー。