のなめブログ

noNameBlog

老けてゆく

年を取るのが怖いという思いがあります。

ろくでなしが年を取ると「若い頃は良かったよ」とか言って、今の自分がだめなのを年齢あるいは時代のせいにしたがります。

僕だってボーッとしながら年を取ったらそんな大人になっちゃいそう。

でも、若い人に向かって「若いってのはいいねー」と言いたくないのです。

わかるでしょう、20~30代男子たち?

ただ、年を取るとはそういうことなのでしょうね。

年齢を重ねて経験を積むと、人間というのは自然と効率を求めて楽な方へと流れるんです。

「こういう風にしたら大人に好かれるんだ」ということがわかって、自由な発想ができなくなる。

僕なんかはもとから行動力無かったけど、発想力はあったと思うんですよ。

発想力があるというか独創的というか、へんちくりんというかズレているというか。

その真ん中あたりにいたんですよ。

とにかく大人な年齢になる前は、頭の中は自由でした。

でもだんだんと年を取るにつれまわりが効率を求めるようになってきて、独創性の需要も落ちてきて、それが自分でもわかるから、わりとノーマルな思考へとシフトしていくんです、自然にね。

それってもったいないんですよ。

例えば効率の悪いお馬鹿な発想でも、誰も思いつかないようなのであれば、それで価値はあるはずなんですよ。

みんなと同じ考え方した方が生きるの楽なのわかってんだけど、それって自分を無駄遣いしている気分なんですよ。

それでね、成長して大人になっちまうのが怖くなっちゃったんですよ。

それで、子供みたいな豊かな発想力と感情って素敵だなと強く思うんです。

純粋でバカで何も知らないからこそ、あんなに素敵でいられる。

そう思うと同時に、子供っぽい部分が残ってる大人ってやっぱり素敵だと思うんです。

もちろん、ムカついたから人殴っただとか、道徳的な部分については是非大人であってほしいけども、純粋な心と豊かな発想力の持ち主を見ると、いいな♪と思える。

それで、どうせ子供時代の3倍を大人は生きなきゃいけないんだし、まあ大人に憧れる気持ちはわかるけれど、急くことでもないかなと思っています。

2年前にはおじさんみたいと言われていたのに今は子供みたいと言われる理由は、そんな心構えの変化によるものなのかもしれませんね。

とかいいつつ単にガキなのを適当に理由つけて正当化しているだけかもしれません。

しっかり者の皆さんから見たらそういう風にしか見えないですね。

言い訳なんかしてねえで輝きたいなあ、もう一度だけでも。