せっかくできたかさぶたを、いかにかゆさをこらえて壊れないようにするかについて。
その1…冷やす
患部に氷を当てて冷やすことによって刺激を与える。
かさぶたへの悪影響がないかわりに、あまりかゆみを抑えられない。
というのは冷たいと感じていることでかゆみを一時的に忘れているだけだから、慣れるとすぐかゆくなってしまうのだ。
それに何より冷たい。
その2…そわ~ってする
かさぶたが壊れない程度に指先あるいは爪の先で患部をそわ~って撫でるのである。
すでに実践済みの人はお分かりかと思うが、これはかゆみが解消されると期待して実行するものではなく、ボリボリやるのは気が引けるために「これくらいならまあ」と申し訳程度にするもので、実効性に欠ける。
むしろかゆみが増す場合もあるので要注意である。
その3…周りを掻く
人差し指と中指の間に間隔を作り、患部を挟む形でかさぶたの両サイドを掻きむしり、あたかもかさぶたを掻いているかのような刺激を与えて錯覚を起こすのである。
注意しながら掻いていないと、かさぶたにぶつかって剥がれてしまう危険性も高い。
これは意外と効果があり、かゆみもある程度解消され患部も安全なのだが、あまりやりすぎると周りまで血が噴きだしてくるという恐れも十分ある。
※かさぶたが毛を巻き込んでいる場合
すねなど毛の濃い部分を負傷しかさぶたができた場合、すね毛等の毛を巻き込んでかさぶたが固まってしまう場合がある。
このような時、かさぶたの内部に巻き込まれた毛を救出しようと引っ張ろうとすると、いくら慎重にやってもかさぶたが剥がれてしまう場合が多い。
このような場合は毛を見捨て、かさぶたを優先した方が身のためである。