のなめブログ

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二人乗りのふたり

歌詞の原案は、つまり大まかなストーリーは思い付くんだけど、それをいざ歌に載せるとなるとどうも言葉にするのが難しい。

文字数(音数)の制限があるし、歌いやすい音の響きになるように言葉を選ばなくちゃいけないので、これは本当に難しい。

逆に歌詞から曲を作ると、日本人が作ったみたいなコード進行とメロディラインが出来上がるから、あまりよろしくない。

今頭に浮かんでいるのは、

・バイトの店長が人生相談をしてきたけど別にお前の話なんかききたくねーよ、という歌詞。

・俺は新品未開封だ、はやく開けてくれ、腐る前に開けてくれ、開けたら壊れるまで使ってくれ、みたいな歌詞。

・ラーメンは600円、CDは1000円、ゲームは1万円、ギターは10万円、中古車は30万円、一億円よりも高いあなたとの恋をタダで買う、という歌詞。

・市役所に書類をだしに行って財布を忘れて帰ってきたことに気付いて、誰かに持っていかれてなければいいな、市役所の職員が見つけて預かってくれてたらいいな、と不安になりながら市役所に走るという歌詞。

全然意味のないことを歌っているんだけど、その表現次第で別の心情が想像できちゃう、というような歌詞を書きたい。

例えば、店長の人生相談の歌に「やめてくれ、やめてくれ、もう君の声をききたくないんだ」みたいな歌詞をつけたとして、そこを強調するような曲の構成にすれば別のことを歌っているみたいに聞こえるんじゃないか、と期待している。

つまりそういうことだ。

何でもない時に面白い言葉が浮かんできて、いざという時に何も浮かばない。

歌詞とはそんなもの。