楽器を持っていったわけなんだけど、手荷物というわけにはいかずFragile itemとして預け荷物扱いになった。
ヒースロー空港では入国審査の後に荷物受け取りがあったので、入国審査のときに楽器を持っていなかったため楽器について尋ねられることは何もなかった。
ヒースローからロンドン市内中心部までは結構遠い。
僕らのホテルがあるキングスクロスまでは1時間くらいかかるのだが、地下鉄のピカデリーラインで一本だった。
イギリス人は縦にも横にも大きいはずなのに、ロンドンの地下鉄の電車内は狭い。
天井が低いし幅が狭いし荷物置き場はない。
そしてよく電気が消える。
あれ、停電かと思って少し焦ってもロンドンの人間にとっては日常的なことのようで全然気にしない。
それから、電車が完全に止まる前にドアが開く。
ドアが開いて
「おいおい、まだ止まってねーよ」
という顔をしている人を見たらそいつはロンドンっ子ではないだろう。
ロンドン市内の交通は便利だ。
地下鉄でどこでも行けるしバスも遅くまで走っている。
ただしスロープがないからスーツケースと楽器を持っていた僕らにとっては駅の階段や段差はゼェハァだった。
MIND THE GAP!!
キングスクロスの駅の外に出ると、右手にいきなり大きな時計台。
これはビッグベンではない。
ロンドン市内にはいたるところに時計台があるんだが、ビッグベンはひとつしかないです。
地図を取り出してホテルの場所を探し始めたが、数十秒後にホテルを発見。
駅を出てすぐ、目に見える位置に存在する。
ちなみにキングスクロスはターミナル駅でかなり都会で栄えているところなんだけど、その駅の目の前にホテルがあるのだ。
大きな道路をまたぐので少し遠回りしないといけないんだけど、直線距離で行けば駅まで徒歩20秒とか30秒くらいで行けると思う。
そんな立地条件抜群なホテルがNorthumberland Kings Cross Hotel。
ちなみに激安。
そのわけは……?
次回。