当たり前のことを当たり前と思えるようになっただけ…
それはまさしくその通りだった。
ほんの少し冷静に考えることができるようになったということ。
「客観的に」ではなくて、「冷静に」。
過去の自分と今の自分をつなげて考えるからついヒステリックになって悲観的になるのだ。
確かにつらい時期もあったし、それは今になっても一向に克服したと言えるような様子は見られない。
しかし僕の場合現在の自分を、過去があってこその自分だと考えてはならないのだ。
冷静に物事を考えるためにはね。
過去の自分は赤の他人。
だから良きものも悪しきものも、思い出は捨てなくちゃなと思う。
忘れる忘れる、君の顔も君の声も君の香りも、僕が夢見た日々も。
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