ついに発見した。
発売当初は少し迷って結局買わなかった。
¥2300はいくらなんでも僕にとっては高すぎた。
それから古本屋に行く度にあるかどうか確認するわけだけれども、そうすぐに中古で出るわけもない。
ましてや今最もブレイクしているのだ。
どこへ行っても中古ではあるわけなかった。
しかし今日、府中の駅前の変な古本屋に、本当はキンクスのCDを探しに行ったんだけど、あったのだ。
そこには確かに、中古で置いてあった。
何ヵ月待ったことか。
ついに見つけたのだ。
新垣結衣2nd写真集、まっしろ。
すぐさま僕は目の色を変えて裏側の値札を見た。
高まる期待。
赤い値札。
何と破格の¥1600!
…………え、¥1600??
高くないか??
中古なんだからせめて半額くらいにはしてほしいものだ。
だってこの写真集の前のオーナーがこの写真集を何に使ったかわからないのだ。
すごく気持ち悪い人で、夜のオカズにしていたかも知れない。
夜のオカズにまではしなくても、これを見て鼻の下を伸ばして鼻息を荒くしていたかも知れない。
この写真集は別に水着とかセクシーショットみたいなのはないはずなんだけど、何が起こるかわからない世の中だし。
もっと恐ろしい事態は、酔っ払いながら写真集を見ていたら気持ち悪くなって吐いてしまって、写真集が、新垣結衣が、僕のガッキーがゲロまみれになってしまうという事態や、部屋で写真集を見ていたらゴキブリが現れて、一人暮らしで新聞もとっていなくて他にゴキブリを退治出来るアイテムがなくやむを得ず写真集を犠牲にして、新垣結衣を犠牲にして、僕のガッキーをゴキブリまみれにしてしまうという人類史上最悪の事件だ。
そういうリスクを、中古品は孕んでいる。
そこまでちゃんと予測して、この古本屋は¥1600という高値をつけたのだろうか。
最近の日本人はイマジネーション能力が欠如しているとよく言われるけど、本当にその通りだと思った。
ちなみに僕は決して新垣結衣を冒涜しているわけではなく、心の底から大好きなのだ。
で、¥1600あれば何が出来るだろうか。
1日に外で消費する飲食代を¥200と仮定すれば、8日間いける。
しかしここで新垣結衣を¥1600で買うと、8日間昼飯と飲み物を我慢しなければならない。
昼飯抜きはまだいけそうだが、飲み物も抜かなければいけないというのはきつい。
それに新垣結衣の笑顔は果たして¥1600分の癒し効果を僕に与えるだろうか。
間違いなく与えるだろう。
僕はみんなが僕に対して持っているイメージ以上に新垣結衣が好きだ。
しかし結局金をケチって諦めた。というか所持金が¥600くらいだった。
迷う以前に、買えない、という重大な事実を、新垣結衣のあまりの魅力に、見落としてしまったのだ。
ところで僕はちゃんと毎日新垣結衣の公式ブログをチェックしているわけだけど、ファンのコメントで
「新垣結衣ちゃん大好きです!AV女優に転換したら絶対全巻揃えるので早く転換して下さい!」
と書いてあったのにはさすがにふいた。
あーもう寝る。
おやすみガッキー(^O^)/