合宿から帰って来た。
酒の席というのはどうも苦手だ。
ワイワイ騒ぐもしくは熱く語るもしくはだんまりの三つの選択肢しか与えられないじゃないか。
とりあえずワイワイ騒ぐは声のトーンとテンションがそうさせてくれない。
熱く語るのは、語りたい人なら語ってやってもいいけど普通の人と熱く語る気はない。
それにそんなに熱く語るネタがない。
あっても言葉に出来ないし言葉に出来ても理解出来ないし理解出来ても得られるものはない。
そうなると残された選択肢はだんまりになるわけで、だからどうしても酒の席は苦手なんだ。
特に今回の合宿では、今まで愛想で俺のギャグに笑ってくれていたけど酒が入ると愛想も面倒になって俺のギャグを放置するという現象が多発し、笑いが取れないようじゃ存在する意味なんてないんじゃないかとか考えてしまったじゃないか。
誰かにも話をしたけど俺は笑いを取る=空気を読むことだと思っているので、笑いを取るということは案外重要なことなんである。
でとりあえずサークルやめたくなった。
君はサークルに必要な人間だ
とか言われても信用出来んよ。
ベーシストとしての需要だろ。
技術的な需要だろ。
楽器以外の面では別にいらないんすよ。
いなくても飲み会は円滑に進行するし、現に俺は合宿中の飲み会コーナーで俺は一人外れて端っこに座っていたわけだけど特にいつもと変わりなくみんなは楽しくやっていたしたまにそれに飽きた人がこっちに来て「プチ心配」してくれたりしたけど別に大したことではないんだ。
「いてもいいけどいなくてもいい」なら出来れば俺はいたくない。
みんながそういうテンションで俺に接してくるから、俺は求められないとどうも居づらいのだ。
でもせっかくチケット買ってもらったしPA係にも任命されてしまったのでだいぶ辞めづらいよなーと思う。
まあ辞めづらいの理由はそれがメインじゃないんだが。
やっぱりどこか割り切れないんだよなー。