僕が大学に入りたての頃に悩みに悩んでいたことは、「人と仲良くなれないこと」だと思っていたけれど、それは頑張れば解決できることじゃんかということが4年目にしてようやくわかったんですよ。
でも、そういうことではないんだよな。
同じ音楽が好きだとか同じテレビ番組が好きだとか、同郷というだけでも人ってある程度仲良くはなれるんです。
そういう人が周りに多いに越したことはないし、入学当初から全くいないわけでもなかった。
でもほしいのはそういう関係ではなくて、信頼し合える関係だったんですよ。
言葉が抽象的でありきたりだけど、でもそういう感じ。
信頼し合えて理解し合えて気が合えばなおよし。
それが女の子でかわいくて僕のことを大好きになってくれれば更によし。
それはまあいいとして、僕が期待しているような信頼関係を築けていないと自分で思っているから、時にさみしくなったり憂鬱になったりがむしゃらに曲作りをしたりしたんです。
別に嫁探ししてるわけじゃないから、「一生信頼し合えるパートナーを」とは言わないけれども、「いつでも安心できる場所」がほしかったんだな。
で、そうなりかけていた場所を自ら壊したり壊されたりしてきました。
壊されたりというのは人のせいにしたような表現だけど自分にも非はあるのな。
そして何となく学生時代と呼ばれる時期が終わろうとしています。
そのことに関してはあまり感傷的になれないんだけど、たまにたまーーーーに考えたりします。
こんなでよかったんだろうかって。
たぶんよくないんです。
僕がほしがっていた「シンライカンケイ(?)」は壊したり壊されたりで結局手元には残っていない気がして(少なくとも僕の目には見えていなくて)、それをいまさらがつがつ求めていきたい気にもならないし自信がなくて、「人とそこまで深いところでつながっていなくてもいいや」と最近の若者みたいに思ってしまうのです。
攻めたり守ったりくっついたり離れたり裏切ったり裏切られたりそういうのめんどくせえというか。
どの人付き合いでも一枚壁がある感じ。
前より社交的になったし外交的になったし絡みやすくなった(と思っている)けれど、ちょっと距離を置いてるんだな。
相手の領地に入っていかないし、自分の領地に入ってこさせないという感じ。
一定の距離まで近づいたらそれ以上は近づかないです。
それ、オトナなカンケイ?
ツマラナイカンケイ?