僕は春が苦手なのかもしれない。
服装でいえば春は何を着るかとあまり悩まずに済むので好きだ。
ぽかぽかと気持ちの良い陽気も、何だかモンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」を聴きたくなって、好きだ。
朝起きた時寒くないし、夏みたいに虫もいない。
花粉は飛びまくっているけど、ドライブするにもサイクリングするにも散歩するにも気持ちいい。
環境も変わって新たな出会いがあり、気分も一新。
…その最後のがだめなのかもしれない。
僕は新たな環境に適応するのに時間がかかる人間なのだ。
生活リズムにしても、人とのかかわり合いにしても、「これだ」という絶妙なバランスに出会うまでに、少なくとも3ヶ月はかかる。
新しいバイトを始めても、ちゃんと仲良くなるの(飲み会に行ける程度)には半年かかる。
ゼミ仲間や何かでも、春に出会って夏を越えるまではかなりぎこちない。
それから春には個人的に嫌な思い出があるので、春の匂いをかいだだけでトラウマな部分がある。
気温が上昇すれば頭がボーッとして、調子も狂う。
それに、今年は今年の悩みというものもあって、今なかなか自分の調整が取れない状態なのである。
そして追い打ちをかけるかのような清志郎の死である。
僕はどうしたらよいのやら。