のなめブログ

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永遠のジャック&ベティ

僕が文章を書く上で一番影響を受けたのは清水義範だ。

ちょっと名の知れた奇才作家だ。

彼は文章が綺麗とか上手というわけではないけど、発想がいいし文章が分かりやすく読みやすい。

でも日本人の心得とかそういったものはちゃんとわかっていて、言うことは言うから好きなんだ。

彼の作品を初めて読んだのは中1か中2の頃だろうか。

まだ物の良し悪しがわからない頃だったけど、確実に僕の心をとらえていた。

まだまだ子供だった僕が、清水義範を面白いと思ったのはすごいことだと我ながら思う。

そういえば僕の人生の方向性を大きく変えるきっかけになったTHE BLUE HEARTSとの出会いも中1だった。

よくあの偉大さに気付いたもんだ。

清水義範ヒロトマーシーも、やってることは大物先輩の真似事みたいなもんだと思う。

色々なもんからいいところだけを吸収して、自分のものにする。

そしてさらにそこから影響を受けているのが僕である。

僕は普段"クリエイティブ、クリエイティブ"と叫び散らしているわりには自分から新しいものを作り出すのが実は苦手で、真似事の方が得意なのだ。

それもただ真似事じゃなくて、吸収したものを自分なりにアレンジしてアウトプットするという動作が得意なのだ。

そういうところが彼に似ているね!

と言いたいけどそう言えるほどの器はないんだよなぁー。

やっぱりそう考えると、広告の仕事よりミュージシャンの方が向いてるんじゃないかって思う。