のなめブログ

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交通費にまつわる心温まる話

交通費が嫌い。

お金を使うのは、本来なら楽しいことだと思う。

だって払ったかわりに何か得られるのだから。

自分のお金が減らないんなら、底なしなら、消費は文句なしに楽しいことだと思う。

しかし移動にかかる費用、いわゆる交通費というやつは、払っても物理的な何かを獲得することがない。

まあ確かに電車とかって便利は便利だしないと困るんだけど、お金を払っても"喜び"を得ることが出来ないのだ。

食べ物を買ったり本を買ったり、楽器とか趣味のものを買う時って少なからず"喜び"を得ることが出来る。

その可能性を持っている。

しかし電車賃にはその可能性はない(と言っても過言ではない)。

同じ電車賃でも、旅の時に利用する、新幹線とか夜行列車とか、長距離電車だったらまだいいんだ。

まだ"喜び"を獲得する可能性はある。

僕はバンド練習のために吉祥寺に出向いたり立川に出向いたりする際にかかる交通費が馬鹿馬鹿しい。

バンド練習の喜びは、スタジオ代としてきっちり買っているので、電車賃で得られる喜びなんてのは移動の喜びしかない。

移動の喜びにいちいち160円も払ってらんないのよこっちは。

僕にとって中央線のわずか3、4駅間の移動の喜びなんて、1円くらいしか価値がないのだ。

交通費が財布の穴を広げるのが気にくわない、と僕は言っているだけのことです。