あえて「普通の」という単語を「多数派の」や「当たり前の」と混同して使ってみるけど
普通の大学生にとってはそれが普通のことであり、普通の大学生いわく「別に普通のことだよ」とのことで、それが「普通」であると感じる普通の大学生たちを僕は「普通」に感じられない。
それに出くわすことの出来ない僕は果たしておかしいのかと言われるとそういうわけでもなくて、やはり僕だって普通の人間であるが故に普通の大学生たちが行っている「普通」はやはり普通ではない。
少なくとも僕にとっては普通ではない。
かつ僕にとっては現実的な幻想である。
見えるけど存在しない
触れるけど手に入らない
結局はそれが僕を苦しめるのだ。