大学は基本的にノリに任せて話を広げていこうとするところである。
それを別に何とも思わない人にとっては大学は楽しい場所となり、充実した大学生活をおくることが出来る。
しかしそれを不快に感じたり自分でそれが出来ないような人は、「そんなのアリ?」と空っぽさに気付いた瞬間大学がつまらなくなり、半ば病的になる場合もある。
俺は気付くのに相当な遠回りをした人間である。
まず浅く広く友人を作ろうとするIさんを見てショックを受け悩まされ、その後ドイツ語のクラスで些細な出来事をきっかけに深い人間不信に陥ったのち、サークルの飲みを繰り返す(ほとんど参加してない)うちに上の結論を見いだした。
意外と近くにも、経過はどうあれ同じ結論に至った人間がいるのだということもわかった。
あれだけ広い大学なのだから、俺の知らないところにもっとそういう人はたくさんいるはずなのだ。
勿論先輩にも多くいるはずなんだ。
俺らよりも先に悩まされた人間が。
いや、別にそういう人たちに対しての仲間意識とか無いし、同盟を組んで大学充実野郎共に転覆をふっかけようなんて考えはない。
むしろ大学充実野郎になってくださいよと言いたい。
苦しいでしょうが。
誰かを犠牲にしても、あくまでも空気を大切にしよう。
全然五七五とかになってないけどこれは彼らの標語に違いない。
例えそれが自分は嫌なことであっても、場を盛り上げようとか空気を作ろうとかいうことで率先してやってしまう。
自分から行けばまだいい方だが、他人にそれをふってくる人間もいる。
この話は酒の席だけの話ではない。
普段も彼らは同じスタンスで日常生活を営んでいるのだ。
飲み会はそこで普段静かな人が喋り出したり、はっちゃける空間が与えられただけの話だ。
そんな彼らに疑問を抱く俺に、同じ悩みを持つあなたは何を頼り何を求め何を信じているのか。
俺が何をすれば満足し何をしなけりゃ安心するのか。
関係が無償である以上俺はその動作に疑問を抱く。
しかし無償でなければ困るし動作がないと胸が痛む。
意味が分からなかったら読まなかったことにして下さい。