僕が鏡を何度も何度も見るのは自分が好きだからではなくて。
そこに改善点が存在するから。
改善すべきポイントがたくさんあるから。
だから僕はよく鏡の前に立ち止まって確認する。
つまり自分に満足出来てない証拠。
人から見たら気にならないものでも、僕にとっては重要なことで。
何とか直さなくちゃならない。
それは理想の自分に近づくためで。
「僕は本当に自分のことが好きなのか??」
今まで絶対的な自信を持って「自分好き」を豪語していたわけだが今そこに疑問符がチロリ。
もしかして誰かの言葉を借りると僕も同じように「自分がかわいい」だけなのかもしれない。
だって現在の自分に満足はしてないじゃないか。
自分好きとは言えないじゃないか。
でもそうやって理想を追い求めて鏡に映った反対の自分ばっかり見てるうちにまわりが見えなくなってたまに焦る。
僕は何をしてるのかと。
何を求めるのかと。
人が僕に求める僕を追求すればよいのか。
僕が自分で求める僕を追求すればよいのか。
誰のための僕なのか。
「僕のための僕」で生きてきたら寂しかったじゃないか。
君が「今のままでいい」と言ってくれたら今のままでいたいと思う。
例え今の僕が憎らしくても思う。
鏡は所詮、表面の世界なんだ。