のなめブログ

noNameBlog

女もつらいけど 男もつらいのよ

20070804022343
僕が1ヶ月前に陥っていた人間関係に関する恐怖感は僕だけが持つ悩みだと思っていたけど、意外と周りにいた。

この悩みの根底には「寂しがり屋」というものがあるので、同じような悩みを抱えた人間を最初に発見した時は正直かなり仲間意識を強く抱いたし、安心もした。

しかし本屋に行くとそういう人間のための本が「欝」だとか「心の病気」とかの本と同じ棚に並べられている。

つまりこういう悩みを抱えた人間は日本中どこにでも存在し、しかも世間ではある種の病気的なものとして認識されているということだ。

こういう本に書いてあることは、だいたいどれも同じようなもので「あなたは人に求めすぎている」だとか「あなたは人の目を気にしすぎている」とかそんなようなもんだ。

これはエゴだが、こんなに深い悩みを持っているのはきっと僕ぐらいだと、僕のこんな一面を知ったらみんなは驚くだろうと、この悩みにプライドのようなアイデンティティーのようなものを持っていて、現実を知った時はそれはショックだった。

一年前の「どうして女子たちは僕の魅力に気付かないんだ」とか「どうして僕よりマッチョや巨人にひかれるんだ」とか中学生レベルのくだらない悩みに比べると、僕の悩みもずいぶん深くなって大人になったもんだ、なんて自分の成長に喜びさえ感じることもあったが。

その自分だけの「成長」と思っていたものが「誰でもなりうる病気」と知らされた時の虚無感と言ったら。

いやそりゃ確かに安心はしたけど、何か複雑な気持ちにさせられる。

「悩む」という取り柄を失った一人の少年は今、自分のどこに自信を持てばいいのか悩んでいるところです。