サークルの一年で立川の花火大会に行った。
という風に書き始めるとmixiみたいなノリになりそうでちょっといやだ。
一生来ないと思っていた青春。
男女で花火を見に行くなんてあっちの世界の人間のやることだと思ってたし、しかも女子浴衣って。
んもうドンピシャかわいいって。
そんなん反則だって。
こんな青春本当にあったんですね。
俺がこの場にいて本当にいいのだろうかと。
誰が許可したのかと。
俺の居場所は自分の部屋とレジとインターネット上の見えない世界のみなんじゃないかと。
高校のときは「今日は2人としか喋らなかったなぁ」なんて日がザラにあったのに、今や普通に話してる。
いや、普通に話あわせてる。
普通に話きいてる。
人の話をきくことはやっと多くなったが自分の話はしてない。
自分の話を誰かに聞いてほしい。
でも花火の場でやることではない。
どこですりゃいいのだ。
飲みの場でも2人で話をしているだけで誰かにちゃちゃを入れられてまともに話せる余地は無い。
青春ごっこは楽しいし寂しいねのねねね。