自分は不完全でいたいのさ。
そもそも完全な人間なんていないのだけれどもさ。
そりゃ人間レベルで考えるからそうなるわけでね。
部分的に見たら完全な人間ってわりといるじゃないか。
で完全なものって不自然だから好きじゃないんだよね。
そして不完全なものは凸凹があって面白いから好き。
マッチョなのにチキンとか。
楽しい奴なのにナイーブとか。
歌声いいのに浪人生とか。
楽器弾けるのに歌えないとか。
音楽に対してもそれはね。
JーPOPは完全を求める。
だから単調でつまらない。
僕の大好きな甲本ヒロト氏や真島昌利氏もたまにそっちに走ってしまうのはちょっと残念だ。
でも彼らはその残念を打ち崩す強力な何かを持っているから、許される。
あと例外的にユニコーンの「すばらしい日々」も許される。
あれは何もかも完全だけど好き。
久々にTHE WHOを聴いてみると中途半端が逆に心地よい。
「マジック・バス」の良さがわかるようになったんだー。
そういえばこのブログも不完全であるという点においてはなかなか味があって素敵だよなぁ。