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独占インタビュー「ひが、3年間の音楽生活を語る!!」

この四月に音楽生活四年目を迎えるひがさんです、こんにちは。

「こんにちは。」

どうですか、この三年間は長かったですか?

「長かったですね。何かもっと前からずっと楽器弾いてる気はするんだけど、実際数字見ると三年だからびっくりよ。」

変わりました?

「成長はしました。音楽面でも、精神面でも。身体的には成長しなかったんですけど(笑)」

身長伸びなかったんですか?

「そう、もっと20㎝くらい伸びる予定だったんだけど、まあ運動もせず物もあまり食わないもんでその半分も伸びなかったという。」

それってでもあまり音楽には関わって来ないんじゃないですか?

「関わりますよ!身長に対するコンプレックスが人一倍強くてですね、背が高ければモテるのになあってずっと思ってるんです。」

だから、音楽との関わりって…?

「デカい人見るとふざけんなって思うじゃないですか。そういったストレスからいい音楽って生まれるもんなんですよ。」

デカい人ってふざけてデカくなったわけじゃないと思いますけどね(笑)。

「いやふざけてたからデカくなったんですよ(笑)。」

ひがさんはいつもそういったストレスだとかうまくいかないモヤモヤから曲を作るんですか?

「そうです。高校入ってすぐの頃は希望に満ち溢れていてストレスもモヤモヤもなかったんだけど、だんだん打ちのめされていって…ね。」

現実の壁にぶち当たったんですね(笑)。

「そう。曲作りの意味も変わって来ちゃって。最初は楽しいから曲作ってたんだけど、そのうちストレス発散になっていっちゃって…」

でもそれが結果的にはよかったんじゃないですか?

「いやーストレス発散でいい曲作っても、やっぱり曲は楽しく作るのが一番ですよ。ただね、いい曲作るためにストレスが必要かって言ったら間違いなんだけど、ストレスがあればいい曲が作れる可能性はあるんです。」

ひがさん一番の名曲「ロマンチスト~君にメロメロ~」なんてストレスの塊みたいな曲ですもんね。

「あれ作った時は確かに短い人生で一番辛かった時期だったけど、あの曲はホントに僕の音楽に自信を持たせてくれましたね。」

そういうストレスのゴミ置き場みたいな曲でもいい加減にシャウトするだけとか暴れるだけの曲にならないでしっかり曲作るってのがすごいですよね。

「んふっ、そうかなぁ(照)。」

その辛い日々を乗り越えて、ガラッと曲の雰囲気が変わってしまったのが「三番線」で。

「そう、あまりにも雰囲気違うもんで自分でも戸惑っちゃって、歌詞書けなかったんで友達に書いてもらったんです。」

歌詞の雰囲気が違うのはそのせいですね(笑)。

「でも字数合わなくて非常に歌いづらかったので半年後ぐらいに「三番線~下り電車VER.~」として歌詞を書き替えました。」

そっちはやっぱり雰囲気違うけど、ひがさんらしい歌詞なんですよね。

「んー、そうですか?」

その後の「殺してくれ」という曲も非常にインパクトの強い今までにない感じの曲でしたね。

「この辺からもう悩みをストレートにぶつける歌詞が増えてきまして。最初の方の意味がない歌詞よりはましかなと。」

この辺の曲から、構成がしっかりしてきて音楽的にも質が上がりましたよね。

「そうですね。単純じゃなくなりました。レミオロメン聴いてたんですよ。」

意外な(笑)。

「みんなレミオロメンバカにしますけどね、ファーストアルバムは凄くいいんですよ。」

朝顔」ですか。

「うん。ごちゃごちゃしてていい。その後バカっぽくなったけどね(笑)。」

シンプルじゃない音楽をやろうと思ったんですね。

「はい。でも僕の音楽の出発点はブルーハーツなんで、レミオロメンみたいにぐちゃぐちゃにはなれなかったんですけど。」

高2になってから曲は安定してきましたよね。

「はい。たまに歌詞が適当なんだけど(笑)。それでも曲作りにはムラがありましたよ。調子いい時はたくさん作るし調子悪い時は全然作れない。」

調子いい時っていうのはやっぱりストレス溜まってる時期ですか?

「うん(笑)。あと自転車で出かけたりなんかするとよくアイディアが浮かぶけど。」

自転車の上で思いついた曲って何かあるんですか?

「そう言われてみればない(笑)。全部ボツになってしまってますね。」

ダメじゃないですか(笑)。

「まあ家帰る頃には忘れちゃいますからね。」

高2の秋に名曲「性転換(凸から凹へ)」を作りましたが、作るきっかけは?

「授業中に歌詞を全部書いて。それから家でコードとメロディつけて。」

何か辛い事件はなかったんですか?

「高1の時ほど辛くはなかったですね。」

じゃあ楽しく曲作れたんじゃないですか?

「作ってる時はそんなに楽しくなかったんだけど、完成した後に感動しました。」

歌詞といい曲といいひがさんらしさが全面に押し出されてますからねー。

「この頃ちょうど奥田民生の「トリッパー」を聴いて、こんな曲どこがいいんだろうって思ってたんだけど、ずっと「一本のーひかーりっ♪」っていうフレーズが頭から離れなくなって、TSUTAYA行ってCD借りて聴いてみたんですよ。そしたらハマっちゃいました。」

民生さんの曲の影響は大きいですよね。たまに「あ、これ民生っぽい!」っていう曲がひがさんの曲で結構ありますからね。

「大きいですね。それからもう、図書館行って奥田民生借りまくりました。」

その影響か、年末には「芦ノ湖のこのこ」という力の抜ける曲が出来ましたね。

「あれは何となく「芦ノ湖のこのこ~」の部分が頭から離れなくてですね。いつ思いついたんだかは分かりませんけど。」

恋の歌だったり批判的な歌が中心になりつつあったこの時期に変な歌詞を(笑)。

「疲れたので、そういうことを忘れて関係ない歌詞を書こうと思って。」

その試みは大正解ですよ(笑)。年が明けて、今度は「タイム・マシン」ですね。スローテンポな曲で、一番二番の枠にとらわれることなくAメロ~Fメロまで流れていくような変わった曲ですが。

「曲作れないなって悩んでて、試しに作ってみたらあんなまとまりのない曲が出来たんです。」

個人的にはああいうのもありだと思いますよ。

「結果論でしょ。僕は過程を重視する派ですから。」

でもその後にちゃんと「しんぱいラーメン」という名曲を作ったじゃないですか。作れないっていうことはなかったんでしょ。

「あれはまあ辛い事件があっての名曲ですから。一番思い入れのある曲なんです。」

そこ深く聞いていいですか?

「ダメです。秘密です(笑)。」

…じゃあ高3の話をしていきましょうね。

「はい。」

ちょっと地味になってきましたよね。

「地味っていうか…まあ落ち着いている曲ですね。受験だったんであまり曲作りには力を入れられなかったんです。」

でも作った曲数で言えば高3が一番多いじゃないですか(笑)。

「そう、逆にね、受験でストレス溜まりやすくなって、曲作りで発散してしまっていたという。」

よかったですね。

「まあ…ストレス発散の場所があったのがよかったですよ。それでね、勉強の合間に過去を振り替える事が多くなって、それから「かわいい」とか「ヤブレター」とか情けないソングを書くようになったのね。」

高3は無難にいい曲叩きだしてるように見受けられますよ。

「最近はユニコーン聴くようになって、やっぱ音楽は楽しいのが一番って再認識したんですよ。受験終わってストレスもないし。」

じゃあ楽しく曲作り出来るようになったんですか?

「それがやっぱり世の中うまくいかないもんで、コードにとらわれることなく曲を作りたいって思ったら行き詰まっちゃって。」

今年になって作ったのは5曲ですか。

「そのうち2曲は歌詞つけただけですから。メロディはもっと前からあったんです。しかも全部コードにとらわれることなく曲を作りたいって思う前に作った曲たちですから。いや一個違うか。」

今後こんな曲を作りたい!みたいなのは?

「ないです。今音楽に対してやる気失せちゃってますから。」

えー!?

「場合によっちゃあ音楽しないかもわからないし。」

やめないでくださいよー。

「自分の音楽に満足はしてるんで。まあ暇があったら作りますから。」

お願いします。