のなめブログ

noNameBlog

柘榴魔煮四図

ハイロウズはなくなったらしい。解散でも活動休止でも言葉は何だっていいけどとにかくハイロウズはなくなった。

ハスキーも月光陽光も青春もズートロも、ライブでは聴けない。前からわかっていたことではあるけど、改めて考えると悲しい現実。

クロマニヨンズ見ればいいんじゃないのと人は言うだろう。うん、もちろん見に行きますよ。リアルに6回くらい行きますよ。

でもね、俺が好きなのはザ・ハイロウズなんだ。ブルーハーツを卒業した二人は精神的にも楽曲的にも成長した。ミッキーを正式にメンバーに入れたこともかなり大きいだろう。ハイロウズブルーハーツを超越した。ブルーハーツみたいな素朴な(?)方がいい人も大勢いるけど、ハイロウズだって曲作ってる人は同じなんだから芯というか核になる部分は変わらない。むき出しのブルーハーツにコーティングしたみたいなもんだ。

俺はハイロウズの楽曲の豊富なバリエーションと想像力豊かな歌詞、そしてロックンロールな勢いに圧倒されてきた。それにしても本当にミッキーの存在が大きかったと思う。キーボードがいっぱいいっぱい飾り付けをすることによって曲の可能性が格段に広がっていった。その最高潮がエンジェル・ビートルだった。このアルバムを最後にミッキーはハイロウズを去っていき、ハイロウズはまたむき出しの状態になった。それがマスタング~サンダーロード~クロマニヨンズの流れにつながっていく。マスタングはまだハイロウズっぽい雰囲気は出していたけど、サンダーロードは楽曲的にすでにクロマニヨンズなニオイを漂わせていた。俺はサンダーロードを初めて聴いたときはハイロウズなのかと疑った。そしてクロマニヨンズのタリホーを聴いたときはサンダーロードっぽいなと思った。

ハイロウズクロマニヨンズも好きだけど、サンダーロードはハイロウズとしては聴けない。ヒロトにとっては勝手にしろって感じだろうね。

まあとにかくクロマニヨンズに期待することは、自由に楽しんでくれってこと。うだうだ言っても俺たちはちゃんと聴いています。だからヒロトマーシーが自由にロックンロールやればやるほど俺たちは幸せになっていくよ。

柘榴←これでザクロと読むらしいです。

またね。