のなめブログ

noNameBlog

いい音楽って…??

本当にいい音楽って何だろう。

歌詞がいい曲?

メロディーが美しい曲??

ギターソロがかっこいい曲???

声がいい曲????

これは作曲者として誰もがブチ当たる壁だ。

ブルーハーツを聴いたとき、俺は歌詞の意味を深く考えなかった。「あれも欲しい これも欲しい もっと欲しい もっともっと欲しい」「誰のことも恨んじゃいないよ ただ大人達にほめられるようなバカにはなりたくない」「朝の光が待てなくて 眠れない夜もあった 朝の光が待てなくて 間違ったこともやった」(これらの歌詞はあとになってちゃんと深く考え込まれた歌詞であることがわかりました)意味は考えないんだけど好きだった。でも今考えてみたらそんなもんかなって思う。歌詞は別にそんなに大事じゃない。メロディーだって凝る必要もない。ギターソロなんて無くても十分だ。大事なのは、歌詞とかメロディーとかが一つになったときにどれだけ強い力を持てるかってことだと思う。歌詞が適当でメロディーも適当でもいい。結果的に全体として音楽を聴いたときに「これ、イイ!」って思えればそれでいいと思う。あの歌詞であのメロディーであの歌い方だから「あれも欲しい これも欲しい もっと欲しい もっともっと欲しい」は素晴らしいんだ。どれか

一つでも凝りすぎたり適当だったりすると俺の心の奥まで届いてくんなかったんじゃないかなって思う。だから、それに気付いたときから俺は歌詞の書き方が変わったんだ。はじめは、伝えたいことを歌詞のなかに盛り込んで、そして出来るだけいい歌詞(凝っていて、かっこいいもの)を書いてやろうと思っていた。でも今は出来た曲をギターで弾いてみて自然と頭に浮かんだ言葉を歌詞にしている。だから「君に逢いたい」の次に「ウンコ食いたい」が浮かんできたらそれをそのまま歌詞にしちゃう。ただそれが「これじゃなきゃダメなんだ」っていう歌詞じゃなかったらまたやり直していく。これがいいのかどうかはわからない。リスナーにとっては何だかわからないだろうけど、その曲にとってベストな歌詞を付けてあげたいな。

俺は、曲を作るということはある意味オナニーだと思う。完成したときのやり切った感。そして何よりも自分を慰めるのだ。まさしく自慰なんだ。自分の曲に感動して、励まされて、やる気が出る。そしてその繰り返し。残念ながら俺はこういう形でしか自分を励ます方法を知らない。でもこれを友達に言ったらちゃんと理解してくれた。

だから「これしかない!」っていう歌詞で自分を慰めることが出来たら最高だね。

この話わかんないやつはもっといい音楽聴けよ。

またね。