4月に入ってから、僕は一人で戦っていると思う。
というとかっこよく聞こえるけれど、正確に言えば一人相撲をしていただけだ。
どうして3月の終わりまで僕がバイトを続けていたかったのか。
多分それは、一人になりたくなかったからだ。
お客に、従業員に、店に、少しでも良い影響を与える存在でいたかったからだ。
そうやって少しでも、社会という組織の端っこにしがみついていたかったのだ。
4月に入ってからはどうも、空回りしている。
誰かに援護を求めようにも、誰に頼っていいのか、何を喋ったらよいのか・・・。
「みんな一人きりで戦ってるんだよ」
と誰かが言いそうだけど、そういうことを言ってほしいんじゃないんだ。
僕は「社会の人」でありたい。
その思いを、誰か一人でも理解してくれればいいなと思うし、理解できるように説明できるようになればいいなと思う。