フレッシュは開けたとたんに中身が小さな粒となって「ぴゅ!」と飛び出るような仕組みになっている。
科学技術の発展により、様々な場面で合理化が進み、我々の生活はますます便利になっているというのにも関わらず、このフレッシュの悪い癖は一向に直る気配を見せない。
どんなに気を付けてゆっくり開けても、必ず「ぴゅ!」といって漆黒のスーツを汚してくれる。
この問題を我々はどのように克服していくべきだろうか。
考えられる手立てはおよそ4つある。
1、ブラックで飲む。
つまりフレッシュを使わないことによりスーツの汚れを回避しようというわけである。
しかしこれは問題の克服ではなく、ただ逃げているだけだ。
多くの10代の若者らは、まだフレッシュ無しではコーヒーをおいしく飲むことができない。
2、科学技術の進歩を信頼し、「ぴゅ!」とならないフレッシュの登場をただ待ち望む。
待ちの姿勢である。
これでは、いつまでスーツの汚れに耐え続けなければいけないか分からない。
我々はもっと攻めの姿勢でいなければならない。
3、ジャケットを脱ぐ。
確かに、これによりスーツの汚れを回避することができる。
しかしネクタイはどうだろうか。
やはり同様に汚れてしまうのではないだろうか。
また、「ぴゅ!」の勢いが意外と強く、脱いだジャケットにかかってしまう恐れはないだろうか。
他にも、何らかの事情でジャケットを脱ぐことが不可能な場合(ワイシャツを着てくるのを忘れた、など)など、いろいろと問題が残る。
4、向こうを向けてフレッシュを開ける。
これぞ、フレッシュの悪戯を完全にかわす完璧な戦略といえるのではないだろうか。
私はいつもこの裏技を使ってフレッシュを開けている。
しかし、この裏技は結構誰でも思い付くもので、別に「裏」というほどのもんではない。
つまり私が編み出したと思い込んでいるフレッシュの開け方は結構一般的であり、つまり私の脳みそは一般人と同レベルなわけであり、つまり私は凡人以外の何ものでもないわけで、それは喜ばしいようなそうでもないような、くそ、何だこのつまらない記事!
フレッシュ!!