私「先生、どうしたら人と仲良くすることが出来るんですか」
先生「その前に、君はどうして人と仲良くしたいと思うんだね」
私「えっと、どうしてって、その、あの、ですね、はい、うんと、ええと」
先生「特に理由も目的もないんだろう」
私「いや、そういうわけじゃありません、私がここまで強く思っているんですから、何か理由が、あると思うんですが」
先生「いや、人と仲良くしたいと思うことに理由や目的があってはならないんだ、そうだ、君は答えられなくて正解だよ」
私「先生、私は間違っていないんですか」
先生「ああそうだ、君は間違ってなんかいないよ」
私「そうですか、それはよかったです」
先生「ああ、確かによかった、しかし君、ここの2、3行のやりとりは不必要だったとは思わないか」
私「不必要です、先生、先生のおっしゃるとおりですまったくはい」
先生「そうだな、先生の言うとおり、不必要だな、アッハッハ!」
私「先生、どうして人と仲良くしようとするのに理由や目的があってはならないんですか、教えてください、気になってションベン漏らしてしまいそうです」
先生「ここでションベン垂らされては先生困ってしまうよ、じゃあどうして人と仲良くしようとするのに理由や目的があってはならないのか、今から説明してあげよう、しかし説明をしたところで君の尿意が解消するとはどうも思えないのだ、先生は、君の尿意とどうして人と仲良くしようとするのに理由や目的があってはならないのかの説明との間に何らかの関係性があるという風には、どうも思えない、君は今、先生がどうして人と仲良くしようとするのに理由や目的があってはならないかを説明しようがしまいが、ションベン垂らしたいのではないか、もしそうだとしたら、こうするのはどうだろう、今から君は便所に行って、ションベンを垂らしてくるんだ、その間先生はここでじっと君がションベン垂らし終わるのを待っている、そして君がションベン垂らし終わり次第君は先生のところに戻ってきて、僕のどうして人と仲良くするのに理由や目的があってはならないのかについての説明をきくんだ、どうだ、名案だろう、アッハッハ!」
私「先生は、私の考えていることを何でもお見通しなんですね、私は今少々感激しています」
先生「そうだろう、君は今少々感激していることだろう」
私「はい先生、感激です」
先生「そうだろう、ヒデキ感激だろう」
私「いいえ先生、ヒデキではないです」
先生「そうだな、君の言うとおりで、先生は違っていた、ヒデキではない」
続く