のなめブログ

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帰ってきた水曜憂鬱

朝家を出る前にちゃんと出してきたので腹痛は大丈夫だろうとたかをくくっていたら、お腹は本当に大丈夫だった。

あんまり痛くなかった。

ドイツ語の授業は、一番前に座ってクラスのみんなの姿が見えないようにしたので比較的楽に過ごせた。

胃と胸のあたりがムカムカしてグルグルしたくらいで、前期のように頭がイカレたりしなかった。

ただ授業が終わるのが怖かった。

この授業が終わったらゼミという名のブラックホールに吸い込まれていくのだ。

そんな時に限って授業が早く終わった。

この授業と授業の合間の10分間の休憩が最も俺を追い込むのに。

とりあえず居場所を求めてトイレの個室に駆け込む。

用を済ませた後もここでしばらく時間をつぶしていようと思ったら、勝手に水が流れだし、水が流れる音がしたのに出てこないのは変だろうと思い、泣く泣くトイレをあとにした。

中大の便器のクオリティの高さには頭に来た。

結局教室まで行った。

先に来ていた女の子におはようと言われた。

低い声で返事して、席に座って本を読もうとしたけど結局寝たふりをした。

耳をふさぎたかったけどここで音楽を聴くのも感じ悪いと思って耐えた。

授業中はずっとグダグタしていた。

背中を丸くしたり、うつ伏せになってみたり。

授業が終わったあとは、解放感というよりもやるせなさに襲われた。

水曜憂鬱は治っていなかったのだ。

あまりにも授業中グダグタしていたので後で心配された。

一人で憂鬱やってるのは勝手だけど人に心配かけるのは申し訳ない。

表にあらわれないように憂鬱するように気を付けよう。

その心配に関しては申し訳ないというよりも情けないのかも知れない。

だから俺はお礼や謝罪の言葉をあんまり言わなかった。

それはただの気休めにしかならないし余計に情けない気がした。

これは何から来るのだろう。

何故苦しいのだろう。

思い込みがこうさせているのはわかるのだがそれは俺にはどうしようもないのだ。

水曜憂鬱は次週につづく(たぶん)。