オジサン達の間で、今隠蔽がブームとなっている。
まず高校の履修問題。
生徒のことを思うあまり(というのも建前で進学実績を上げたいだけなのだが)校長はズルをする。
そしてうそをつく。
そして隠す。
仕方ない、校長だもの。
自分なりにここまで人生成功させてきて、こんなことで玉に傷つくのいやだもんね。
そりゃ隠しますわ。
でも、やっぱり隠し事はいつかはばれるのね。
いじめの問題も。
ここ数年でいじめの件数0ってのはオカシイでしょ!!
ってことはきっとエライ人たちもお気付きのハズ。
これは隠すというよりもサボってた感じ。
オマケで、今日ニュースでやってた壁画についても。
20年だか30年だか前に、どっかで奈良時代の壁画が発見された。
「奈良美人の壁画」がきれいな形で見つかって、世間に考古学の興味をもたらしたとかもたらさないとか。
村はその管理をお国に任せようってなことで、文化庁に管理を委任。
文化庁は一億円かけて(当時の一億円だから……!?)設備を整えた。
しかしその管理の実態は惨憺たるもの。
防カビ用の服(何じゃそりゃ)は身につけず壁画はカビだらけになり、おまけにライトを倒したせいで壁に傷が入ってしまった。
しかもそこにわからないように泥を上から塗ったので最近になってやっと事実が発覚。
こうして傷は入るはカビで画が見えなくなるわで設備を解体。
1300年間もきれいな状態で保存されていた壁画が数十年でハチャメチャになってしまったのだ。
ひどい話じゃあーりませんかー。
文化庁の隠蔽体質がなければもっと早く対応できたかもしれないのにと言っていた。
うーむ、隠し事はほんとに良くないなぁ。
そういえば、昨日夢を見た。
舞台は荻窪。
学校の帰り道。
保護者会なのか面談なのかはっきりしないけど、母も一緒に歩いていた。
母はスーパーに寄り道した。
実際は通学路にはスーパーは存在しない。
俺はその間暇だから\100ショップ・キャン★ドゥにいた。
これは実在。
今時の百均は四つで百円コーナーとか色々思考を懲らしてくるなーなんて考えながら、電卓を購入して外に出た。
しばらくして、俺はあることに気付く。
四つで百円ならあと三つもらえば良かったな。
しかし俺の買った電卓は四つで百円ではなくフツーに一つで百円の商品。
何を思ったか俺はお店に断りもせず電卓を三つ持ち出してしまった!
その後母と合流して帰る途中、やっと気付いた。
俺が見てた四つで百円コーナーって、電卓と違う売場だよな…?
じゃあこれ持ってきちゃったらまずいんじゃねーの!?
だいたい電卓を四つも必要とする人はいないだろ!
返してこなきゃと思ったけど、推薦のことがあるし今何かごたごたがあったら取り消されてしまうかもしれない、と考えたら返しに行く勇気がなくなった。
それに今は母親と一緒だし事情を話すとめんどくさくなりそうだから、とりあえず返しに行くなら明日学校の帰りにしよう。
と逃げた。
夢の中の俺は俺が思っている以上に小さい人間だった。
目が覚めて安心したもん、夢だぁ~って。
俺も隠し事する大人になってしまいそうだ。
あー嫌だ嫌だ。
………………変な夢。
またね。